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箱根の秘密箱 [伝統工芸]

箱根の伝統工芸の一つ、「秘密箱」を紹介したいと思います。
見た目はこんな感じです。
s-21-0.jpg
で、何が秘密かと言うと、、、蓋が簡単には開けられないような仕掛けがついています。
初めて見ると、ぱっと見、どこから開ければ良いかさえ、わかりません^^;
ということで、開けかたを。。。
ってそれじゃ秘密じゃー無くなってしまいますので、一部だけ^^;
実はこの箱、よーく見ると手前の面に横方向に切れ目が見えます。
これを動かすことができまして、こんな感じにずれます。
s-21-1.jpg
で、ずらすと、手前の面全体を下にずらすことができるようになります。
(最初の横方向へのずらしをしていないと、手前の面はびくともしません)
s-21-2.jpg
ここまでで、2箇所動かしました。次は上面です。画面向かって手前に上面全体を
動かすことができます。(これも2箇所を動かした後にしか動かせません)
s-21-3.jpg
ここまでの3手が一組の動かし方になります。あとは、これを別の面(画像だと背面)で
やりーの、すでに動かした面に対しても、さらにずらしてやりーの、を繰り返していくと、、、
s-21-4.jpg
という感じで、最後は天板を引き抜くことができるようになります。
そして、引き抜けば、開封作業?終了~。
s-21-5.jpg
ちなみに上記の秘密箱は、計21手で開けられるものです。
開けられるまでの手数は、少ないもので4手、多いものだと100手くらいのものまで
あるらしいですが、非売品だったりします。(作るのがとても難しいそうです)
自分は54手の秘密箱を持っていますが、21手のものよりかなり複雑な構造になっています。
見た目は、変わらないんですけどね。
s-54-0.jpg


タグ:秘密箱 箱根
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コメント 3

kangoo

こんばんは。

ほほ〜んって感じですね(^^)
これは知りませんでした。
伝統工芸って素晴らしいですよね。
いつまでも守っていってもらいたいです。

しかし、あまりにも手数の多い箱に大切な物入れたら、自分でも開けられなくなっちゃいそう(;^_^)
by kangoo (2010-05-24 22:51) 

hosoP

ご来場ありがとうございます。
仕事柄、メカ・エレの先端技術を捏ね繰り回していますが、
殺伐とした気持ちが拭えないことがあったりします。そんなとき
こういう伝統工芸品をいじると、なんだかホッとしますね^^。
表面の幾何学模様も箱根の伝統工芸なので、次回はその話を
アップしようと思っています。
ちなみに、開けかたの虎の巻は一緒についていますが、
それを箱の中に入れて閉めてあるので、久しぶりに開けようと
したら、一瞬どうしてよいかわからなくなっちゃいました^^;。
ま、最終手段はクラッ~シュしかないですね。
by hosoP (2010-05-25 23:14) 

ごまちゃん

デジタル化が進む中、こういった伝統工芸品って暖かいものを感じます。

思い出の品とか、コレクションとか、大事だけど使用頻度が低いものじゃないと、後々困りそうですね。
家や車の鍵とかキャッシュカードを入れておくと、開け方が分からなくなったり時間がなかったりして、たたき割って開けてしまいそうです。
by ごまちゃん (2010-05-29 00:37) 

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